第二回アオテアロア研修団派遣のご案内

アオテアロア・アイヌモシリ交流プログラム実行委員会は、2013年の第一回アオテアロア研修団派遣に続いて、以下の内容で第二回アオテアロア研修団を派遣いたします。


1. 期間 201822日~213

2. 訪問地と研修内容 (予定)

22日: オークランドに向けて日本出発
23日: オラケイマラエ(ンガティ・ファトゥア族)訪問。アオテアロアの歴史と部族の発展、都市マオリの現状を学ぶ
24日: アオテアロア・マオリ大学訪問。マオリのアイデンティティ、文化、言語、知識の復興と言語復興におけるマオリ教育の役割を学ぶ 
25日: テ・ラプンガ・ワイオミオ・マラエで伝統的歓迎の儀式ポーフィリとテ・ラプンガ・ワイオミオのコミュニティと交流
26日: ワイタンギで開催されるワイタンギ・デー(ワイタンギ条約締結記念日)に参加。条約の歴史と現状、マオリ文化復興に果たした役割を学ぶ
27日: テ・ラプンガ・ワイオミオ・マラエにて、地方マオリの現状、1960年代から1990年代でのマオリの都市移住が与えた影響と現在の取り組みを学ぶ
28日: マオリ王を訪問し、条約と和解後の実情を学ぶ。ワイトカ・タイヌイ部族大学院を訪問
29日: ワイトカ・タイヌイ部族大学院にて、ワイトカ部族のアイデンティティ、文化、言語、知識の発展を学ぶ
210日: タウランガの年長者リーダーを訪問し、コミュニティでの取り組みに関する話を聞く
211日: コーハンガレレオ、カウパパ・マオリ(マオリ語イマージョン学校)や幼児教育センターを訪問。
212日: テ・アラワ(部族)の言語、知識、文化、アイデンティティへの取り組みについて学ぶ。
213日: 日本に向けてオークランド出発

3. 参加者
  
アイヌ研修生  4 (北海道3名、東京1)
  
実行委員会随行 2 (代表、事務局長)
  
サポート要員  4 (通訳、記録など)



4. マオリ側受け入れ機関
  Advancement of Māori Opportunity(AMO、マオリの機会拡大のための団体、代表は前アオテアロア・マオリ大学学長ベンサム・オーヒア氏)


第一回のアオテアロア研修は大きな成果をあげ、個々の研修生への大きな励ましとなっただけでなく、その後の交流と連帯の礎となりました。今回も前回に劣らない実り多い研修にしたいと研修生一同ならびに実行委員会は張り切っています。

この研修を通して、研修生一人ひとりが、マオリの人たちの血のにじむような努力で実現したマオリ復興の道筋や現在の彼らのさまざまな取り組みを実地に学び、マオリの兄弟姉妹の大きく、温かい心に接することによって、アイヌとしてさらに前に進む力を培って欲しいと、私たちは願っています。